エールフランスでは、「どの航空会社よりもおしゃれであることが
求められる」という使命のもとに客室乗務員の制服がデザイン
されています。
一流デザイナーに手がけられた制服は、ファッション界からも注目を集めています。
客室乗務員たちの制服は、時代を反映しながら、華やかに移り変わってきました。
女性客室乗務員の役割を「自宅でお客様を迎える一家の女主人」と位置づけ、客室乗務員には「あるときは優しい母のように、あるいは姉のような気配り、そしてある時は看護師として接客するようにと教育していました。
時代の流行を取り入れ、細い肩、ギュッと締まったウエストというようにラインが洗練され、エールフランスの「贅沢な空の旅」と共に人々の憧れの的となりました。
ジェット機の登場により、大幅に近代化された60年代。自由自在な裁断から、女性を最も美しく見せるといわれたデザイナーによるパールピンクのサマースーツが登場しました。
客室乗務員といえば従来スーツだけでしたが、選択肢を広げ、ワンピースが加わり、自分に一番似合うものを自由に選ぶことができました。
複数のアイテムから自由に選んでワードローブをするスタイルへ。客室乗務員や地上スタッフから大変な人気を呼びました。
エールフランスはUTAおよびエールアンテールと統合してエールフランス航空グループが創立された。この合併に伴い、エールアンテールの制服が採用されました。
2005年にユニフォームを一新。クリスチャン・ラクロワがデザインを担当し、コーポレートカラーのネイビーを基調としたスタイリッシュなデザインに。地上職員も、同じ制服を着用。ワンピースやパンツスーツなど様々なデザインの中から自分で自由に選んで着用できます。
エールフランスのイメージづくりに欠かせない制服。そのデザイン工程の一部をご紹介します。
デザイナーは、エールフランス航空の持つイメージ、働く人が着やすく動きやすい制服を考え、そのイメージをもとに、話し合ってデザインを決定しました。
コーポレートカラーのネイビーブルーを基調として知的でスタイリッシュに仕上げられています。
2005年の制服のデザインを担当。
オートクチュール界の寵児として人気を集めるデザイナー。
デザイン画は100枚近くにのぼる。